電解液
仕様
出力電流:DC/AC
母材の表面仕上げ状態
鏡面:◎
ヘアーライン:○
2B:○
1B (裏焼け取り):◎
処理スピード:◎
後処理作業:完全な水洗い
液色:濃いピンク
電解液の六価クロム対策:ステンレス鋼にはクロムが含まれており、電解研磨をすると微量の六価クロムが発生する恐れがありますが、当社の電解液は効率の良い還元剤の配合により、六価クロムを三価クロムに変換しますので、 安全かつ安心してご使用いただけます。
電解液の製品安全データシート:Material Safety Data Sheet(略称:MSDS)
電解研磨後の耐食性:各電解液を使用しての、溶接焼け取後の耐食性についてJIS G 0578「ステンレス鋼の塩化第二鉄腐食試験方法」及び,JIS Z 2371「塩水噴霧試験方法」に準じ試験し、 ステンレス鋼の非溶接部分と同等以上の耐食性を有している事を確認しています。当社では㈱日本科学エンジニアリングとの共同のもと、不動態被膜の厚さにとらわれない新しい中性液(SUS-200)と交流電極法を開発し1999年4月より発売し好評を得ています。この方式は不動態被膜の厚さが薄くても、強い耐食性が得られることが判明しました。表面分析法として優れたESCA(エスカ:電子分光法)により、ステンレス耐食性は必ずしも 不動態被膜の厚さに依存するのではなく、表面のCr:Feの比率に依存することが判明し、汚損,腐食などに最も厳しい制約のある半導体製造設備のステンレス材へも反映されています。

(メーカー) マイト工業株式会社(MIGHT INDUSTRY Co.,Ltd.)