●スポットの形状や位置にばらつきがあったとしても濃縮ゾーンで濃縮され、均一にそろえることができるので、ルーチン分析をより正確に行うことができます。
●〔原理〕(1) 試料を濃縮ゾーンにアプライします。
プレートを溶媒に浸し展開を開始します。
(2) 濃縮ゾーンの担体と試料の間には相互作用がないため、試料は溶媒フロントに遅れることなく上昇していきます。
丸かったスポットが濃縮ゾーンと分離ゾーンの境界に集まり、バンド状に濃縮されます。
アプライ位置のバラつきもここで均一に揃います。
(3)分離ゾーンに入ると分離が始まります。
(2)でスポットがバンド状に濃縮されているので、最終的には通常のプレートよりシャープなバンドが得られます。
●〔蛍光指示薬〕F254:マンガン活性化ケイ酸亜鉛 UV254nmで黄緑の蛍光を発する
●膜厚:2mm
●蛍光指示薬:F254
●入数:12枚
●大きさ:200×200mm
●支持体:ガラスプレート
●シリカゲル平均細孔径:60A